くらし情報『『ドライブ・マイ・カー』カンヌで日本映画初の脚本賞ほか4冠!映画史を塗り替える』

2021年7月18日 17:15

『ドライブ・マイ・カー』カンヌで日本映画初の脚本賞ほか4冠!映画史を塗り替える

授賞式を終え、受賞者による記者会見が7月17日(土)22時ごろ(日本時間7月18日(日)5時)に行われ、濱口監督が登壇した。

濱口竜介監督 記者会見内容
――決して複雑な脚本ではありませんが、登場人物が作用しあっていて複雑な人間関係を描いた演劇のようでもあります。どのようにして流れを作ったのでしょうか?

濱口: 重要なのは原作の物語だと思います。村上春樹さんが書かれた「ドライブ・マイ・カー」という物語の登場人物の魅力を決して損なわないようにと考えていました。家福とみさき、この二人がすごく抑制された人間性で、自分のことをあまり喋るわけじゃないんだけれども、それぞれ腹のなかに渦巻いている感情というものはあって。それがあるきっかけて出てきてしまう。内にある物が溢れ出してくるという流れを一つの軸として考えていました。

実際“流れ”というものはものすごく意識して書いていたと思います。
滞ることがあってしまったら、この長い物語というのは、観客にとってとても負担になってしまう。淀むことなく進んでいくように、ということは考えていました。

(text:cinemacafe.net)

■関連作品:
ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開
(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

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