2021年7月31日 11:00
宇垣美里「言葉よりも雄弁」『モロッコ、彼女たちの朝』本編映像&コメント到着
は「観る人をモロッコにワープさせてくれるでしょう。現地で生活していた時をリアルに思い出させてくれました」と作品のリアリティに太鼓判を押している。
宇垣美里(フリーアナウンサー)
伝統のパン、ルジザを作り上げるたおやかな動作に
アイラインを引いた後の1ミリの微笑
言葉よりも雄弁な横顔と瞳の揺らぎで
閉塞的な世界に生きる孤独な2人の女の心情と
心通わせ支え合う過程が繊細に丁寧に描かれていた
枝元なほみ(料理研究家)
偶然出会って、ふと<信じられる>と思う瞬間が訪れる。
女同士が、それぞれの傷や痛みや
優しい柔らかい心や
言葉にできない気持ちの棲む
生きることの<芯>で繋がっていく。
悲しい映画ではないのに何故か泣けてしかたなかった。角田光代(小説家)
すべての場面が、それぞれ一枚の絵画のようだ。苦悩を抱き、かなしみを背負っていても、彼女たちの生きる姿はなんとうつくしいのかと驚いてしまう。
深田晃司(映画監督)
女性への差別や偏見の厳しい現実を背景に、異性により消費されることのない俳優の身体や仕草、その表情が描かれること、ただそれだけでこれほど心地よい時間が流れることに驚かされる。
新旧混濁としたモロッコの景観に加え、ザワザワとした街のさざめきがずっと聞いていたくなるほど心地よかった。