T・ギリアム、故ヒースを「最高の俳優」 監督志望の爆笑太田には「現場そうじから」
その中でも大好きだったのは、役において必要なところまで恐れを知らずに向かっていくところ。おもしろい演技というのも磨かれていましたが、どんなにふざけたことをしてても地に足がついた重みが感じれる俳優でした。最高の俳優を我々は失ったのだと思います」とコメント。「彼を褒め称える最後の作品が完成したので、ぜひみなさんに彼の思いを馳せてほしいです」と呼びかけた。
撮影の途中で急逝したヒースの後を引き継いだのが、彼を良く知る友人であったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人。ギリアム監督は、彼らを“3人のヒーロー”と呼び「本当に傑出した俳優で、今回はリハーサルなしで本番の撮影に臨みました。また3人は、映画のギャラをヒースの娘さんに全部贈ってます。とても寛大で、映画史で初めてじゃないかと思います」と称賛を贈った。
そんなギリアムと初めて組んだリリーは、「監督はとてもクリエイティブで、寛大な心を持っている方です。出演する際は恐れやプレッシャーも感じましたが、この体験は私にとって風変わりな、印象的なジャーニーになりました」と言うと、ギリアム監督は甘えて寄り添ってみせた。さらに、今回は来日できなかった共演のジョニー・デップからの嬉しい手紙が届き、リリーが読み上げた。