くらし情報『名匠ジャンフランコ・ロージが“痛みとその先にある希望”を照らす『国境の夜想曲』2022年2月公開』

2021年9月6日 13:15

名匠ジャンフランコ・ロージが“痛みとその先にある希望”を照らす『国境の夜想曲』2022年2月公開

Photo by cinemacafe.net


アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞にノミネートされた前作『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島』から5年、ジャンフランコ・ロージ監督の最新作『Notturno(原題)』が邦題『国境の夜想曲』として、2022年2月より公開されることが決定。併せて、監督コメントも解禁された。

『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』で、2013年度ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』では2016年度ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞し、2017年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされるなど、ドキュメンタリー映画で初めてベルリン、ヴェネチアを制し、アカデミー賞ノミネートも果たした名匠ジャンフランコ・ロージ監督。

最新作『国境の夜想曲』は3年以上の歳月をかけて、イラク、クルディスタン、シリア、レバノンの国境地帯で撮影された。この地域は2001年の9.11米同時多発テロ、2010年のアラブの春に端を発し、直近ではアメリカのアフガニスタンからの撤退と、現在と地続きで、侵略、圧政、テロリズムにより、数多くの人々が犠牲になっている。

そんな幾多の痛みに満ちた場所をロージ監督は通訳を伴わずにひとりで旅をし、そこに残された母親や子ども、若者の声に耳を傾け続けてきた。

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