犬童一心監督が“ダンサー”田中泯を描く『名付けようのない踊り』釜山映画祭に正式出品
犬童一心監督が、世界的なダンサーとして活躍する田中泯の踊りと生き様を追った映画『名付けようのない踊り』。この度、本作が「第26回釜山国際映画祭」ワイドアングル:ドキュメンタリー・コンペ部門に正式出品されることが決定した。
1978年にパリデビューし、世界中のアーティストと数々のコラボレーションを実現させた田中さん。本作では、『メゾン・ド・ヒミコ』への出演オファーをきっかけに親交を重ねてきた犬童監督が、2017年8月から2019年11月まで、ポルトガル、パリ、東京、福島、広島、愛媛などを巡りながら田中さんを撮影。
この間に、田中さんは72歳から74歳になり、5か国、48か所で90の踊りを披露。その一部を切り取り、一本の稀有なる映画が完成。同じ踊りはなく、ジャンルにも属さない唯一無二の“場踊り”を、息がかかるほど間近にいるかのように体感できる。さらに本作では、『頭山』で海外の名高い賞に輝いた山村浩二によるアニメーションを交えながら、情感豊かに田中さんの人物像を紐解いていく。
今回本作が出品される“ワイドアングル:ドキュメンタリー・コンペ部門”では、世界中から寄せられた応募作の中から10作品のみが出品。