『50歳の恋愛白書』ロビン・ライト・ペン×ブレイク・ライヴリー インタビュー
(ブレイク)
逆にブレイクもまた、ロビンの存在がいかに大きかったかを明かしてくれた。
「実際にロビンとも会ったし、彼女の撮影現場にも同席したわ。彼女はL.A.に住んでいて、私はドラマの撮影でN.Y.にいた関係でゆっくりと話が出来なかったのは残念だったけど…。でも、彼女のそばにいると、魔法をかけられたみたいに惹き込まれるの」。
ブレイクは演じる上で「ロビンとレベッカから感じたことを表現しようとした」と言う。
「身体的なものを真似るというよりは、雰囲気をつかむことが大切だと感じたの。レベッカの助けも大きかったわ。私は彼女の判断を信じていた。
ロビンのシーンと組み合わせても、同じ人物として見てもらえると信じて演技したわ」。
自堕落な若き日のピッパと理想の妻で母である現在のピッパ。“1人の女性”としてのピッパに対する“共感”を、ブレイクはこんなふうに表現する。
「彼女の人生を見て、ひとつひとつの決断を下した理由を理解してほしい。壊れた結婚生活や、年老いた夫といることだけで彼女という人物を判断されがちだけど、彼女が(薬物中毒の)母親から受けた苦痛やその影響、そしてそんな母親への愛情の深さも知ってほしいの。