2021年10月18日 11:00
ジャンヌ・ダルクを描く2作『ジャネット』『ジャンヌ』同時公開へ!予告編解禁
『フランドル』(06)などを発表してきた鬼才、ブリュノ・デュモン。両作品でジャンヌ・ダルクを演じたのは、ロケ地周辺で出会った演技経験のない新星リーズ・ルプラ・プリュドム。ジャンヌ・ダルクの幼年時代を描いた、破壊的な歴史音楽劇『ジャネット』撮影時はわずが8歳で、幼い頃のジャンヌを歌や踊りを駆使し見事に体現し、救国の戦いから異端審問、そして刑の執行を描いた『ジャンヌ』では、まっすぐな眼差しと力強い言葉で“雄弁な”男たちを喝破していく姿を見せた。
『ジャンヌ』
『ジャネット』に関しては、カルト映画の巨匠でシネフィルとしても知られるジョン・ウォーターズ監督が2018年のベスト1に選出、仏の映画誌カイエ・デュ・シネマは「この小さな傑作によって彼の映画は決定的に解き放たれた!」と評して2017年のベスト2に選出。日本ではカイエ・デュ・シネマ週間で『ジャネット、ジャンヌ・ダルクの幼年期』のタイトルで上映され話題を呼んだ。続く『ジャンヌ』も、ジョン・ウォーターズは2019年のベスト2に、カイエ・デュ・シネマでは2019年ベスト5に選出され、フランソワ・オゾンやアルノー・デプレシャンの作品とともにルイ・デリュック賞にノミネートされ、見事作品賞を受賞した。