2021年10月20日 16:00
アフタヌーン・ ティー文化の始まりも!英ドラマ「ベルグレービア」原作者ジュリアン・フェローズ語る
その際に当時の社会的な変化を取り入れたら面白いのではないかと考えた」と語り、当時ヴィクトリア女王の侍女だったベッドフォード公爵夫人が取り入れたアフタヌーン・ティー文化の始まりについてもインタビューで触れた。
本作の大きな見どころである衣装に関して、「1820年代から女性のスカートは膨らませるのが流行となり、エスカレートした結果、細い腰からスカートを膨らませるにはペチコートを何枚も重ねてはく必要があった。ところが1840年代には鯨の骨とリネンでできたクリノリンという画期的なものが発明された」と当時のファッションの流行を解説。
続けて、スケールの大きい本作の製作について「原作の小説はかなり思い切った内容になっている。映像化のために読み直して気づいたが、舞踏会やパーティーのシーンが実に多く、さらに路上での暴動や群衆のシーンもある。だが製作総指揮のギャレス(・ニーム)がそれを受け入れてくれたことで、とても贅沢な内容に仕上げられたと思っている。どこも手を抜いていないし、心から満足している」と、自身も貴族であるフェローズはその出来に手応えを見せている。
海外ドラマ「ベルグレービア 秘密だらけの邸宅街」