くらし情報『何かがおかしい?『アンテベラム』意味深なモチーフが散らばる本編映像』

2021年10月22日 17:00

何かがおかしい?『アンテベラム』意味深なモチーフが散らばる本編映像

黒人奴隷制度に反対の意を表していたことでも知られている大統領に由来する部屋が登場するのも何らかのメッセージなのだろうか?

何かがおかしい?『アンテベラム』意味深なモチーフが散らばる本編映像

レストランの予約をフロント係に頼もうとしたヴェロニカは、ふいに肩を叩かれる。友人のサラである。謎の花束でナーバスになっていたヴェロニカは驚くものの、久しぶりの再会を喜ぶ。だがその後に交わすお互いの会話には「無意識なる過去を祓う」「過去は決して死なない」「過ぎ去りもしない」「先祖は夢に取り憑いて生き続ける」「未解決の過去は現在に害をなす」などと意味深な言葉が連なる。まるで何かよからぬ出来事を暗示しているかのようだ。

ちなみに、本作の冒頭でも「過去は死なない 過ぎ去りさえしないのだ」という、20世紀アメリカ文学の巨匠ウィリアム・フォークナーの小説「尼僧への鎮魂歌」に記された有名な一節が引用されている。繰り返される「過去」という言葉に込められた意味とは…?

サラと別れたヴェロニカは、フロント係の白人女性にレストランの予約を申し込む。だが彼女は穏やかに微笑みながらも、ヴェロニカを待たせたまま、かかってきた電話応対を始めてしまう。
それが黒人女性であるヴェロニカに対して相応しい態度であるかのように…。

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