くらし情報『【インタビュー】情報が常にやってくる時代…“ノイズ”誕生のきっかけを『カオス・ウォーキング』原作者が語る』

2021年11月9日 17:30

【インタビュー】情報が常にやってくる時代…“ノイズ”誕生のきっかけを『カオス・ウォーキング』原作者が語る

と、ネスは断言する。「もともと、人間の違いというものをどういうふうに扱うかに対して、ずっと不安を覚えていたんですね。人は優劣、自分たちよりよいと思うもの、あるいは優れていると思うこと、あるいは劣っていると思うこと、そういった違いを見て、それに見合った態度をとってしまうんです」。

「もし、全く無視できない違いというものがそこに存在していたら、人はどんなふうに行動するだろうと考えました。たとえば地球であれば、文化的なステレオタイプであったり、あるいは地球の歴史の中で、ある種ふるまいというものがあったと思うんですけど、この新しい惑星ではすべてのやりとりが<ノイズ>によるもので、そこに違いがあるんですよね。そういう状態になったとき、人はどうふるまうのかということを掘り下げたかったんです」と明かす。

映画化で最も重視したのは「主人公2人の関係性」

【インタビュー】情報が常にやってくる時代…“ノイズ”誕生のきっかけを『カオス・ウォーキング』原作者が語る

では、映画化にあたり、<ノイズ>の映像表現や思考の言語化など、どんなことを重視したのかについて尋ねてみると、主人公のトッド(トム・ホランド)、ヴァイオラ(デイジー・リドリー)の「関係性が大事でした」と語るネス。

「というのも、どんなにエフェクトが素晴らしくても、そのキャラクターに思いを寄せることができなければ全く意味がないわけです」

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