2021年11月28日 12:00
ディズニー・ミュージカルで最も重要な楽曲シーンはこうして決まる!『ミラベルと魔法だらけの家』監督が明かす
そんな彼女の家族は、5歳の誕生日を迎えると花を咲かせる能力や、動物と話せる能力など、1人1人違った“魔法のギフト(才能)”を家から授かり、ユニークで楽しい日々を送っている。
個性が輝く家族が登場する本作だが、それぞれのキャラクターを創り上げていく過程について監督のバイロン・ハワードは、「僕らはキャラクター1人1人のバックストーリーや細かい好き嫌いまでもを、みんなで話し合って考えるんだ。作曲家からインスピレーションを受けることもあるよ。ストーリーの予想を超えても、いざキャラクターに落とし込んでみると思わぬ形で息吹が芽生えるんだ」と、様々な角度からアプローチしていることを話す。
さらに、ディズニー・ミュージカルで最も重要な楽曲とキャラクターの関係についてジャレド監督は、「『ここで彼女は何か歌うべきなのか』『いや歌わないべきなのか』から話し合い、それを試写会で見せるんだ。その結果、映画に残ることもあるし、歌じゃなくてセリフのシーンに変えられることもある。試写を見た人たちに正直な意見を言ってもらうことで映画は良くなるので、これはとても大事なことなんだよ」と打ち明けた。これまで成功し続けてきたディズニー・アニメーションは、こうした多くの人々の“リアルな意見”を取り入れ続けたからこそ、世代を超えて愛される作品を生み出せていたことが分かる。