2021年12月20日 16:00
イランの女性気鋭監督が放つ衝撃の冤罪サスペンス『白い牛のバラッド』来年2月公開
第71回ベルリン国際映画祭金熊賞と観客賞ノミネートのイラン映画『白い牛のバラッド』(英題:Ballad of a White Cow)が来年2月より公開されることが決定。併せて場面写真も解禁となった。
愛する夫を死刑で失い、ろうあの娘を育てながら必死で生活するシングルマザーのミナ(マリヤム・モガッダム)。1年後に突然、夫の無実が明かされ深い悲しみに襲われる。賠償金よりも判事に謝罪を求める彼女の前に、夫の友人を名乗る男レザ(アリレザ・サニファル)が現れる。ミナは親切な彼に心を開き、3人は家族のような親密な関係を育んでいくが、2人を結びつける“ある秘密”には気づいていなかった…。
罪と償いの果てに、彼女が下した決断とは?
本作は第71回ベルリン国際映画祭で金熊賞、観客賞にノミネートされ数々のメディアで取り上げられるなど熱狂を呼び、イランの名匠に並ぶ新たな才能と高く評価された。監督を務めたマリヤム・モガッダムとベタシュ・サナイハは、2018年の『The Invincible Diplomacy of Mr Naderi』(英題)に続き、本作が2度目の共同監督。モガッダム監督は脚本と主演も兼任し、シングルマザーとして娘を育てようと奮闘しながら、理不尽な社会に立ち向かう主人公の女性・ミナを演じきった。