くらし情報『「抑圧が真摯に描かれた」韓国クィア映画『ユンヒへ』公開記念スペシャルトークイベント開催』

2022年1月19日 11:00

「抑圧が真摯に描かれた」韓国クィア映画『ユンヒへ』公開記念スペシャルトークイベント開催

Photo by cinemacafe.net


2019年の釜山国際映画祭クロージング作品として上映されてから、日本のファン待望の公開となった韓国クィア映画『ユンヒへ』。いまSNS上でも熱い感想が飛び交っている本作の日本公開を記念し、韓国ソウル生まれの映画研究者ファン・ギュンミンと、ジェンダーやクィア関連のオンライン書店「loneliness books」オーナーの潟見陽を迎えたスペシャルトークイベントがオンラインで開催された。

韓国映画史や韓国インディペンデント映画に詳しいファンさんは、チョン・ジュリ監督の『私の少女』(2014)やパク・チャヌク監督の『お嬢さん』(2016)、日本未公開作の『罪深き少女』(2017)、日本でもヒットした『はちどり』(2018)といった作品から「異性愛優位のジェンダー差別がある中で、女性に強いられている苦しみと問題を本当に真面目に取り扱う」流れを受け継いできたのが本作『ユンヒへ』だという。


「抑圧が真摯に描かれた」韓国クィア映画『ユンヒへ』公開記念スペシャルトークイベント開催

「『ユンヒへ』はそこから一歩進んで、韓国のクィア映画では滅多に観られない中年のレズビアンを登場させています」とファンさん。「韓国には年を重ねた女性に対する社会的な美徳というのか、40代・50代の女性は一般的には“誰かの母親”というイメージがあります。

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