くらし情報『『フレンチ・ディスパッチ』は“観る雑誌”!? ウェス・アンダーソンの遊び心とフランス愛たっぷり』

2022年1月28日 17:30

『フレンチ・ディスパッチ』は“観る雑誌”!? ウェス・アンダーソンの遊び心とフランス愛たっぷり

Photo by cinemacafe.net


『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』はウェス・アンダーソン監督の記念すべき第10作目の長編映画。日本文化へのリスペクトが詰まった前作のストップモーション・アニメーション『犬ヶ島』とは打って変わり、彼自身が夢中になった往年のフランス映画や「ザ・ニューヨーカー」誌へオマージュを捧げた映画世界が繰り広げられている。

その世界観は、ウェス作品御用達のプロダクション・デザイナーであるアダム・ストックハウゼンによれば「フランスの古い映画や写真でよく目にする、すすけた世界」とポップな色彩が調和しており、オープニングからエンドロールまで情報量が半端ない、まるで“観る雑誌”のごとき完成度。ウェス作品の常連であるティルダ・スウィントンが「(ウェス監督が)フランス語で書いたラブレター」と評するのも納得の作品となっている。


活字好きにはたまらない!?
ウェス監督が贈る“観る雑誌”

『フレンチ・ディスパッチ』は“観る雑誌”!? ウェス・アンダーソンの遊び心とフランス愛たっぷり

『ムーンライズ・キングダム』から『グランド・ブダペスト・ホテル』『犬ヶ島』とウェス作品に参加してきた名優ボブ・バラバンは、「10作目でもウェスの冒険心は尽きない」と特別映像の中でふり返っている。

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