くらし情報『“扉の向こう”の世界を築いた2人の匠――『コララインとボタンの魔女』インタビュー』

“扉の向こう”の世界を築いた2人の匠――『コララインとボタンの魔女』インタビュー

コララインのいるべき場所、“ホーム”を感じたんです」。

そんな監督から上杉さんへの唯一の要望、それは「僕らが考えつかないような、見たこともない世界を描いてください」(上杉さん談)という。
「実写の映画の場合は、監督と脚本が良ければ、その映画の成功の鍵の90%を握るのはキャスティング、あとはメリル・ストリープをキャスティングすればまず間違いない。それと同じで、上杉さんという才能のある方にお願いするわけで、彼だったらきっといいものを作ってくれるだろうという強い確信がありました。才能のあるアーティストと仕事するときは、枠に閉じ込めたりしないで、ダンスのようなコラボレーションをしていくんです。どんなものに上杉さんが反応していくのか見ながら、最初のダンスでお互いのことを何となく知り合ったところで少し具体的な指示を出していきました」。

この「自由に描いていい」という監督の言葉に対し、上杉さんは…
「すごく簡単なことのようですが、これは自分の才能と向き合わなくてはいけないということなんですね。何となく見栄えがいいものは描けるけど、その中で何がベストなのかを自分で導き出さなければならない。
監督の一言は、一人のアーティストの全部を搾り出すようなものだったと思います」。

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