くらし情報『“文芸ドラマの名手”ジョー・ライト監督、『シラノ』は世界的パンデミック下での「繋がりについての映画」』

2022年2月14日 14:00

“文芸ドラマの名手”ジョー・ライト監督、『シラノ』は世界的パンデミック下での「繋がりについての映画」

近年では、第二次世界大戦初期を舞台に『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(17)で、チャーチル首相を演じた名優ゲイリー・オールドマンが米アカデミー賞主演男優賞を受賞したほか、過去作品で数多くの賞に輝いている。

“文芸ドラマの名手”ジョー・ライト監督、『シラノ』は世界的パンデミック下での「繋がりについての映画」

監督は、これまでの作品と本作『シラノ』との共通性について「すべての作品を振り返ってみると、どの作品にもアウトサイダー的な要素があるとは思います。世界の仕組みがよくわからず、それを理解しようとしている(ひとりの)人間として、僕はアウトサイダーに惹かれるんだと思います」と言及している。

ジョー監督作品は映像美や音楽に関しても観客を魅了する手腕の持ち主で、本作でも全編ロケでの撮影を決行。音楽は身近に感じられるものにしたいと考え、息づかいやちょっとした不完全な部分も聞こえるように全て生歌にするなど、趣向をこらした。


“文芸ドラマの名手”ジョー・ライト監督、『シラノ』は世界的パンデミック下での「繋がりについての映画」

さらに撮影を決めた当時は、世界的パンデミックの脅威によって世界は閉ざされ、イギリスでも4か月近くのロックダウンが経とうとしていた頃で、「私のキャリアにおいて最もクレイジーな映画製作」とふり返る。しかし、「その経験があったからこそ、今、『シラノ』を作ろうという決意がより一層強くなりました。

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