アカデミー賞授賞式 今年の“ベストプレゼンター”部門受賞者はベン・スティラー?
と明かされたりと、自身が表に出ずとも、どうにも周りがほっといてはくれないようだ。
そして、この舞台の最強の刺客として、一番の笑いを提供したのはベン・スティラーだろう。『アバター』が(CGで制作されているため)受賞とは関係ないメイクアップ賞の発表で、敢えて真っ青“アバター”メイクで、ご丁寧に長いしっぽまで付けて登場するや、(劇中の)ナヴィ族の言語を真似した意味不明な発言を連発し、キャメロン監督を挑発。昨年はヒゲ面で登場し、当時、俳優引退を声明したホアキン・フェニックスを意識したパフォーマンスで笑いを誘ったが、今年もパロディネタで会場に陣取るスターたちをも笑いの渦に巻き込んだ。このコーナー、当初はサシャ・バロン・コーエンとのコンビで寸劇を予定していたものの、直前であまりに強烈な内容のためサシャの出演が取り消されたと報じられたが、ベン1人でも十分強烈!来年の登場にも期待したいところ。
全体を通して、厳しい時間制限の中でスピーチ時間を短縮するよう命じられていた各登壇者たち。にもかかわらず結果的に時間が足りなくなり、最後の作品賞は不意打ちのように発表されたりと、慌しさの中で幕を閉じるなど、反省点も残したようだが、ご覧になった方はどう感じただろうか?さてさて、来年はどんなショーが繰り広げられるやら。