くらし情報『『コーダ あいのうた』全国300館以上で拡大公開 国境を越えて愛される5つの理由』

2022年4月5日 17:00

『コーダ あいのうた』全国300館以上で拡大公開 国境を越えて愛される5つの理由

と語ったが、手話を日常的に使う俳優たちの生きた“言葉”のおかげで、本作はさらなる1つの壁を越えたといえるだろう。

『コーダ あいのうた』全国300館以上で拡大公開 国境を越えて愛される5つの理由

そして家族で唯一の聴者である主人公ルビーを演じたのは、Netflixシリーズ「ロック&キー」のキンジー・ロック役やホラー映画『ゴーストランドの惨劇』などに出演してきた次世代スター候補のエミリア・ジョーンズ。


『コーダ あいのうた』全国300館以上で拡大公開 国境を越えて愛される5つの理由

10代のころは親と“同じ言葉”で会話しながらも、齟齬が生まれてコミュニケーションをとれなかったり、本音をうまく言語化できなかったり、“分かり合えない”と感じることはよくあること。アメリカ手話と歌のレッスン、さらにトロール漁の操作の取得に9か月を費やしたというエリミアは、そんなルビーを瑞々しく演じて感動的な説得力をもたらしている。

日常を描くリアルに添った脚色

『コーダ あいのうた』全国300館以上で拡大公開 国境を越えて愛される5つの理由

『コーダ』の家族構成では、マトリン、コッツァーと共演経験のある、ろう者のダニエル・デュランが“兄”レオ役を演じているのがポイント。レオは両親が自分ではなく聴者の妹ルビーを何かと頼りにすることにフラストレーションを抱えており、実は誰よりも“ルビーはここに留まるべきではない”と考えているキャラクター。レオのほうこそ家業を支えたいという気持ちが強く、ルビーの歌の才能と評判もすでに知っていた。

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