くらし情報『『FLEE フリー』『トゥルーノース』ほか、過酷な現実を物語として活写するアニメーションの力』

2022年4月22日 18:15

『FLEE フリー』『トゥルーノース』ほか、過酷な現実を物語として活写するアニメーションの力

Photo by cinemacafe.net


第94回の歴史を誇る米アカデミー賞にて史上初の国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞3部門同時ノミネートとなった『FLEE フリー』は、1990年代初め、アフガニスタンから亡命した青年の壮絶かつ重大な実話をアニメーションで映画化。アヌシー国際アニメーション映画祭3冠ほか数多くの賞で、アニメーション映画としても、ドキュメンタリー映画としても高く評価された。『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督も2021年に観た映画の中で「最も感動した作品」と評した1作だ。

また、アニメーション映画として初めてアカデミー賞外国語映画賞(当時)にノミネートされた『戦場でワルツを』(08)のアリ・フォルマン監督の最新作『アンネ・フランクと旅する日記』も、想像力たっぷりな世界観で現代と地続きの迫害を映し出している。実写で描くにはあまりに過酷で凄惨な現実を、物語として際立たせることができるのがアニメーションの力。多様な表現で、無限の可能性を持ってリアルを描く、最新映画から近年の作品までピックアップした。

『FLEE フリー』6月10日より劇場公開


旧ソ連の侵攻・撤退後、タリバンたちが横行するアフガニスタンから亡命した、ゲイの青年の実話を描いた本作。

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