2022年7月19日 19:30
イ・チャンドン監督、韓国映画界の“今”と目指す先を語る『ペパーミント・キャンディー』4K配信記念
私が演出をしなくても製作者という立場で参加しながら、一緒に映画を作りたい若い俳優さん、個性あふれる俳優さんたちと一緒に仕事をしたいと思っています。今は『バーニング 劇場版』で一緒にシナリオ作業をしたオ・ジョンミさんと準備している作品を書いているところで、私は製作者として皆さんのお目にかかる予定です。
Q.次回作に関して制作の予定や何か構想などがあれば可能な範囲で教えてください。
今はコロナの影響で映画製作に様々な影響がでています。しかし私も次回作を準備していますし、早く皆さんにお目にかかれたらと思っています。
コロナによる苦境で、韓国映画界に訪れた変化とは?
Q.イ・チャンドン監督の作品の多くが4Kリマスター化されています。リマスター化には監督自身がどの程度関与されているのか、国からの支援などがあるのか教えてください。
そうですね。
国の支援でリマスター作業を行うこともあります。政府の機関である映像資料院でそうした支援をしています。私の映画でいうと『ペパーミント・キャンディー』は映像資料院の支援を受けてリマスター作業をしました。
そして私の作品のリマスター作業に関しては、最初から最後まで私自身も参加をして細かく作業を行います。