ティム・バートン監督インタビュー 数あるヘンテコキャラの中で最も共感したのは?
ジョニーとは話し合いをし、一緒にキャラクターを作り上げていくことが多いのだけど、今回も外見を決め、メイクを決め、衣裳を決め…と段階を踏んで話し合っていった。時間のかかる作業だけど、僕たちはいつもそのプロセスを楽しんでいるよ」。
ティム・バートンとジョニー・デップの盟友関係は誰もが知るところ。とは言え、「友達だから起用しているわけじゃないよ」と笑う。
「配役の際に一番重要なのは、ジョニーに合う役かどうかを考えること。アーティストとしての感覚を保つためには、お互いにそういった意識を持っていなくてはならない。彼に合う役でなければオファーしないし、彼も引き受けないだろうからね」。
また、キャストには、バートン監督の私生活のパートナーでもあるヘレナ・ボナム=カーターも。
いまやバートン作品の常連女優となったヘレナだが、本作ではアンダーランドを支配する残忍な独裁者、赤の女王を演じている。この強烈なキャラクターも、ジョニーの場合と同様、話し合いのプロセスを経て作り上げたのだろうか?
「もちろん、僕自身が最初から思い描いていたアイディアもあるけど、優れた役者は自分から何かを役にもたらすことができる。だからこそ、優れた役者たちと映画を作るのは楽しいんだ。