2022年9月16日 11:00
ベネディクト・カンバーバッチ主演で描く“ネコ画家”の人生『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』12月公開
当時、ネズミ退治役として軽く見られるか、不吉な存在として恐れられていたネコの魅力を最初に“発見”した、“ネコ画家”だ。日本が誇る文豪・夏目漱石にインスピレーションを与え、不朽の名作「吾輩は猫である」に登場する絵葉書の作者だとも言われている。
SFの巨匠H・G・ウェルズからも、「独自の猫を発明した」と絶賛された稀代のアーティストだったルイス・ウェイン。彼が手掛けるネコの絵は、愛らしくてコミカル、いまにも絵から飛び出してきそうな生き生きとしたタッチで描かれている。いったい、そんな絵を残してくれたルイス・ウェインとは、どんな人物だったのか?本作はそんな彼の人生を紐解いていく、優しくも温かな愛を描く感動作だ。
ルイス・ウェイン役には、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』と『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でアカデミー賞にノミネートされたベネディクト・カンバーバッチ。幾人もの“天才”を万華鏡のように多彩に演じてきたカンバーバッチが、不器用でピュアな愛を貫くイノセントかつお茶目な天才という、彼の魅力を最大限に活かす実在の人物に挑む。
ルイスの妻のエミリーには、『ファースト・マン』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、TVシリーズ「ザ・クラウン」