くらし情報『謎のピンクの雲がもたらしたディストピア描く『ピンク・クラウド』1月公開決定』

2022年10月6日 14:00

謎のピンクの雲がもたらしたディストピア描く『ピンク・クラウド』1月公開決定

監督のイウリ・ジェルバーゼは、これまで6本の短編の脚本・監督を手掛け、数々の映画祭に出品。本作が自身初の長編映画となる。

謎のピンクの雲がもたらしたディストピア描く『ピンク・クラウド』1月公開決定

外には一歩も出られず、部屋の中でしか生きられないディストピアで、ジェルバーゼ監督が目指していたのは、ルイス・ブニュエルの『皆殺しの天使』やジャン=ポール・サルトル『出口なし』のように、制限された状況下における生存競争ではなく人間の感情を描くことだった。


謎のピンクの雲がもたらしたディストピア描く『ピンク・クラウド』1月公開決定
イウリ・ジェルバーゼ監督
<イウリ・ジェルバーゼ監督コメント>
本作の脚本を書いたのは2017年。執筆当時やりたかったのは、一向に終わらない非現実的なロックダウン下で共同生活をする2人のキャラクターが、異なる感情の変化を見せるのを描くことでした。自由とは何か、幸福とは何か、ジョヴァナとヤーゴはそれぞれの考えを持っていて、正反対のやり方でピンクの雲の世界に適応しようとします。ロックダウン下で暮らす中、人生哲学の違いが際立っていきます。
この映画を見ることは、パンデミックの期間中に味わったさまざまな感情を振り返る機会になると思っています。その一方で、ウイルスやパンデミックが話題になるずっと前に脚本を書いたことを念頭に見てもらうと、この映画はさまざまなメタファーや多義性に満ちており、さまざまな感情を喚起するはずです。

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