【ネタバレあり】「シー・ハルク:ザ・アトーニー」最終話:ブルースの行方&ハルキングの正体…怒涛のラストに賛否両論?
これまでのMCUドラマの展開と同じように、最終話のラストバトルに全てを詰め込まなければ30分でまとまるはずもないと思っていたファンへの予防線を張るような語り口でもあるのだ。シーズン通してユニークさがあっただけに、ここはファンへのエクスキューズ要素も感じられそうな演出はもったいない。また、何よりVFXの予算が限られているというネタは、先日MCUのVFXチームの過酷な労働環境がメディアで報じられ何も解決していない中でやるジョークとしては笑えない…。
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今までにないラストという点では斬新だったが、少し中途半端だった気も。第4の壁も、女性主人公ならではの描写も、リーガルコメディも、最終話のメタ的展開も、どれもそれぞれ単体のアイディアとしては素晴らしいが、全部やろうとしてややぼやけてしまっているとも言える。それまで概ね好きだった視聴者も最終話で、VFXの笑えないジョークの件も踏まえると一気に好き嫌いが分かれそうだ。
突然現れたブルースの息子や、マット・マードックとの今後の展開、ケヴィンはドラマ「ロキ」のジョナサン・メジャーズ演じる”在り続ける者”と似ている、など今後他作品との関連可能性は示唆されたが果たしてどうなるか。