ペネロペ・クルス、役作りは「知っている何人かをヒントに」『コンペティション』場面写真
不思議なリハーサルの様子が垣間見える。
ペネロペとアントニオが本作に出演するに至った経緯は、監督であるガストン・ドゥプラット&マリアノ・コーンのコンビの過去作を見て「いつか一緒に仕事をしてみたい」と興味を示したことだった。それを聞きつけた監督が本作の企画を持っていったところ、出演を快諾。見ているこちらが若干心配になるほど、映画人たちをおちょくっているかのようなシュールな誇張表現で描かれるキャラクターを大真面目に演じている。
ペネロペは役作りについて「名前は言えないけど私の知っている何人かをヒントにした。映画監督はもちろん、業界以外の人も、男性もいる。その人たちがとんでもないことを言うインタビュー映像を見ながらメモをとって学んだ(笑)。それをもとに、あとは私がこれまでに撮影現場で経験したあり得ない出来事も加えてローラというキャラクターを作り上げた」と、気になるコメントを残している。劇中のローラの言動から、「これはもしやあの人では…?」と想像しながら楽しめるシーンがあるかもしれない、映画ファン必見の一作だ。
『コンペティション』は3月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開。