ハンス・ジマーの音楽で緊迫感増す…ドラン初のTVドラマ「ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと」予告編
“カンヌの申し子”の異名を持つグザヴィエ・ドラン監督がTVドラマに初挑戦した「ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと」から、初映像となる予告編が解禁。音楽はアカデミー賞作曲賞を受賞した『DUNE/デューン 砂の惑星』をはじめ、多くのヒット映画を手掛けるハンス・ジマーが担当している。
本作はケベック州の郊外を舞台に、30年前に起きた事件に時を超えてかき乱される家族・ラルーシュ家の姿を、過去と現在を行き来しながら緊迫感たっぷりに描く。メインとなるのは、それぞれが問題を抱える4人の兄妹とその家族で、ラストの15分まで展開が全く読めない究極のサスペンスとなっている。
その一方、ドランがこれまで描き続けてきた家族の物語でもあり、キャラクターたちが過去に起きた事件と、互い、そして自分自身に向き合う姿を、緻密な構成で映し出していく。
彼は本作について、「自身の200%をかけた」と語り、ドランの作家性を凝縮したような濃密な5時間に仕上がった。これまでも語られてきたテーマはもちろん、空想と現実が突如として切り替わる独特の演出や、細部にまでこだわった美術や衣装など、ファンにとっては様々な過去作を彷彿とさせるたまらない要素が詰まっている。