ハンス・ジマーの音楽で緊迫感増す…ドラン初のTVドラマ「ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと」予告編
ハンス・ジマーは“同郷”ドゥニ・ヴィルヌーヴの紹介
音楽を担当したハンス・ジマーは、『DUNE/デューン 砂の惑星』でタッグを組んだデヴィッド・フレミングと再び組み、美しいオリジナルスコアで物語にひりひりするような緊迫感を与えている。実は、当初予定していた音楽家が降板し困っていたところを、自身と同じくカナダ・ケベック州出身のドゥニ・ヴィルヌーヴの紹介でジマーの連絡先を教えてもらったというドラン。
人気作曲家ゆえ無理だろうと「ダメ元」での電話をしたというが、なんとジマーは快諾。カナダ出身の天才監督同士の絆が新たな可能性を切り開くこととなった。また、ドランの作品らしく、印象的に様々なポピュラーソングが使われる演出も健在で、カナダ出身のセリーヌ・ディオンほか、「オアシス」やルーファス・ウェインライトなど人気ミュージシャンによる楽曲が登場するのもポイント。
この度解禁となった予告編映像は、ラルーシュ家の末っ子エリオット(ドラン)のセラピーでの対話シーンから始まり、「今朝の気分は?」と聞かれ、すかさず顔を逸らし遠い目をするエリオットの様子から、不穏な空気が漂う。過去・現在もなお抱える家族のトラウマ、苦悩がまるでフラッシュバックのように次々と切り取られる。