2023年2月7日 19:20
「ndjc:若手作家育成プロジェクト」上映会に新鋭4監督が登壇 作品への思い語る
と抱負を述べていた。
『サボテンと海底』(藤本楓監督)
映画やCMの撮影前に俳優やタレントに代わりにカメラ位置に立ち準備作業を請け負うスタンドインの日常を描いた『サボテンと海底』を手掛けた藤本監督。スタンドインという題材について「私は普段美術スタッフとして映像作品に関わっているのですが、あるCMの撮影現場でスタンドインという存在を知り興味を持っていました。現場で(今回主演を務めた)宮田佳典さんをお見掛けして、無許可で今回の台本のあてがきをしたんです」と経緯を説明する。
藤本楓監督
劇中、つらい立場にいる主人公だったが、どこかコミカルで笑いが起こるような展開だった。藤本監督は「私は人よりたくさんジタバタしてきた人間だと思っています」と述べると「失敗もたくさんしてきましたが、時間が経てば笑い話になるような、そんなネガティブを笑いに変えられるような作品を作りたいです」と未来に思いを馳せていた。
『デブリーズ』(牧大我監督)
うだつの上がらないCM監督、カメラマン、プロデューサーが、企業広告撮影のために訪れたスクラップ工場で遭遇した異星人との交流を描いた『デブリーズ』を撮った牧監督。SF映画という題材について「以前からSFウエスタンのマンガの企画を作っていたんです」