くらし情報『【映画と仕事 vol.20】アートディレクター石井勇一が語るポスター&パンフレットのデザインの世界』

2023年3月5日 18:30

【映画と仕事 vol.20】アートディレクター石井勇一が語るポスター&パンフレットのデザインの世界

あとは、ポスター文化というのはずっと前から根強くあって、特に20~30年前くらいは映画のポスターってデザインの仕事における花形でしたので「デザイナーたるもの、ポスターの仕事をすべし」という思いはなんとなく昔からありました。ポスターを作品にできる仕事というと、意外と限られているんですけど、映画ってかなり自由に展開できる媒体なんですね。

――お仕事で関わる以前に個人的に好きな映画のデザインやポスターなどありましたか?

初めてポスターを自分で買ったのは『トレインスポッティング』でしたね。あれは強烈に刺さりました。あのカルチャー、ロンドンのぶっとんだ世界の若者たちが人生を謳歌していて、それがメッセージとして発信されていて、それらがデザインとしてカッコよく落とし込まれているんですよね。

あのポスターは迷わず買いましたし、ピチピチのTシャツまで買ってしまった覚えがあります(笑)。いまでも忘れられないデザインですね。

【映画と仕事 vol.20】アートディレクター石井勇一が語るポスター&パンフレットのデザインの世界

――奇しくも独立されて、初めてデザインを手がけた作品が、『トレインスポッティング』と同じくロンドンを舞台にした映画『追憶と、踊りながら』だったそうですね。
その後、アカデミー賞作品賞を受賞した『ムーンライト』をはじめ、次々と話題作を担当することに?

そうですね。

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