2023年3月5日 18:30
【映画と仕事 vol.20】アートディレクター石井勇一が語るポスター&パンフレットのデザインの世界
映画に携わる“仕事人”にその裏側や魅力について話を伺う【映画お仕事図鑑】。今回は、『逆転のトライアングル』の公開に合わせて、石井さんのお仕事についてたっぷりと話を聞いた。
映画のポスターやパンフレットのデザインに関わるようになった経緯
――映画のみならず、様々な分野でアートディレクター、デザイナーとして仕事をされていますが、そもそも石井さんが映画のポスターやパンフレットのデザインに関わるようになった経緯を教えてください。
独立してもうすぐ10年になりますが、それ以前のアシスタント時代に所属していた事務所がこうした映画のデザインの仕事を手がけていて、僕は補佐する立場で関わっていました。当時、一緒に仕事をさせていただいていた配給会社の方が、僕が独立して2年ほどしたタイミングで声を掛けてくださって、こうした映画関係の仕事をするようになりました。
――もともと映画はお好きで、映画に関わるデザインをしたいという思いはお持ちだったんですか?
そうですね。昔から映画は好きでしたし、最初の事務所を選んだ際も、ファッション、映画など多角的にやっている事務所だったというのが、理由としてありましたね。