北アイルランド・ベルファストの小学校で行なわれている哲学の授業を2年間にわたり記録したドキュメンタリー『ぼくたちの哲学教室』より予告編が解禁された。
第18回アイリッシュ映画&テレビアカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞したほか、各国で高い評価を得た本作は、ベルファストにあるホーリークロス男子小学校で、主要科目になっている「哲学」の授業を捉えたドキュメンタリー。
この度解禁された予告編では、エルヴィス・プレスリーを愛するケヴィン校長と子どもたちの微笑ましい姿とともに、北アイルランド紛争の記憶と分断が残る街の様子が映し出される。
プロテスタントとカトリックの対立が長く続いたベルファストの街で、新たな憎しみの連鎖を生み出さないために何ができるのか?

哲学的思考と対話による問題解決を探るケヴィン校長が、時にユーモアを交え、時に威厳を持って生徒たちに向き合う姿と、子どもたちの様々な表情が印象的な予告編となっている。
また、イギリス出身のブロードキャスターであるピーター・バラカンからは、ベルファストの社会背景に触れつつ、「ケヴィン校長が小学生の男の子たちに施している極めて貴重な教育は次世代の感性に深い影響を及ぼす」