映画プロデューサーを夢見る新人アシスタントを通して、ハリウッドを発端に巻き起こった“#Me Too運動”を題材に、今日の職場における大きな問題を掘り下げた『アシスタント』。この度、ストレスを冷静に抑え込もうとする主人公を演じたジュリア・ガーナーの本編映像とともに、膨大な実話から本作を練り上げたキティ・グリーン監督のコメントが到着した。
解禁となった本編映像は、仕事に忙殺される日々の中、溜まりに溜まったストレスに爆発寸前のジェーン(ジュリア・ガーナー)の様子を切り取ったもの。

業務の隙をみて家族にコール、何気ない母との会話で、何とか平静を保とうとするジェーン。しかし気を取り直したもの束の間、なぜか女性スタッフだけが担当することになっている会議の後片付け作業の際に、疲れ切ってドーナツをつまみ食いをしている姿を、男性スタッフたちにタイミング悪く見つかってしまう。
明らかな性差別のもとに、道を開けようとしない彼らの間を「失礼」と言いながら通り抜けるジェーンの姿に思わずエールを送りたくなるシーンとなっている。
「一連の#MeTooの報道を見ていて、私が気になったのはセクハラや性的暴行を加えている加害者だけに焦点を当てていることでした」