広瀬すず“榊さん”の衣装やシェアハウス…『水は海に向かって流れる』田島列島の世界観を作るスタッフたち
2021年に映像化もされた「子供はわかってあげない」で漫画賞を総ナメにした田島列島の傑作漫画を映画化した『水は海に向かって流れる』。この度、広瀬すず演じる笑わないOL・榊さんのキャラクターの魅力溢れる場面写真とともに、『花束みたいな恋をした』や『偶然と想像』などのスタッフが手掛ける“10cm浮いた世界”を作り出す美術の裏側と、榊さんの衣装の秘密が明らかになった。
本作は、ちょっと不機嫌でクールな榊さん(広瀬さん)と高校進学を機に叔父の住んでいるシェアハウスに移り住むことになった高校生・直達(大西利空)を中心に、クセが強いシェアハウスの住人たちとの生活を描いた群像劇。賑やかなシェアハウスに住んでいながら、“過去のある出来事”で笑わなくなってしまった榊さん。そんな影を持った笑わないOLという役どころを、広瀬さんは見事に演じ切った。
広瀬すず=榊さんは「きれいな青色が残る見え方に」
その衣装を担当したのは、『花束みたいな恋をした』『糸』などを手掛けた立花文乃。原作の雰囲気を大切にしながら、広瀬さん自身の魅力も消えないように衣装担当の立花さんは「はじめに脚本を読んだ時に、青い色味が頭に残り、この空気感を榊さんの衣裳に落とし込みたいと思いました。