『コーダ あいのうた』でろう者の俳優として初めてアカデミー賞助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーが製作総指揮、北アフリカのイスラム国家アルジェリアを舞台にしたムニア・メドゥール監督による『裸足になって』。この度、主人公のフーリアの親友・ソニアが、故郷を脱出し“自分の人生を生きたい”という真っ直ぐな思いを語った本編映像が解禁された。
バレエダンサーになることを夢見るフーリアは、ある夜、男に階段から突き落とされ大怪我を負い、踊ることも声を出すこともできなくなってしまう。失意の中で、彼女がリハビリ施設で出会ったのは、それぞれ心に傷を抱えたろう者の女性たちだった。

「あなたダンサーなのね。わたしたちにダンスを教えて」そのひと言から始まったダンス教室で、フーリアは再び“生きる”情熱を取り戻していく――。
この度解禁される本編映像は、フーリアがアルバイト先のホテルで親友・ソニアと話す場面。「(このまま)惨めな生活を続ける?石油も水も小麦も不足してる、ネットや文化も。次は酸素まで奪われて死ぬかも」とソニアは言う。
公共の場所では踊る機会が限られ、身体を使った表現も規制されるアルジェリア。