2023年7月5日 23:30
役所広司、原発やエネルギーを巡る議論は「国民が結論を出していかないといけない問題」
と率直な思いを吐露しつつ「増本さんの『あの時、あの場所で何が起こっていたのかを僕たちは伝えていかなくちゃいけないんじゃないか?』というこの企画への思いがあって、あと何年かかるかわからないけど、福島の復旧に向けての過程をライフワークとして描いていきたいという思いも強かったので、これは参加したいと思いました」と増本プロデューサーの強い思いに揺り動かされたと明かす。
役所広司、増本淳/Netflix「THE DAYS」日本外国人特派員協会記者会見
増本プロデューサーは本作について「(事故から)12年が経って、この事故のことを忘れかけている人々、そもそも当時、幼過ぎて事故自体を知らなかったり、はっきりした記憶にないという若者が増えています。忘れかけている人に思い出してほしいし、知らない人には知ってもらいたい。そういう人が増えることで、震災で傷ついた人々が回復する手助けをするきっかけになれば、この作品を作った意味があるかなと思います」と語る。ジャーナリストの門田隆将による「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)を原作にした本作だが、同書を原作にした作品は映画『Fukushima50』が既に公開されている。