くらし情報『役所広司、原発やエネルギーを巡る議論は「国民が結論を出していかないといけない問題」』

2023年7月5日 23:30

役所広司、原発やエネルギーを巡る議論は「国民が結論を出していかないといけない問題」

この点について増本プロデューサーは、あくまでも今回のドラマ化の企画は映画とほぼ同時期に始まったものであり、連続ドラマとして描くので撮影に時間を要し、さらにコロナ禍での撮影延期もあり、公開の時期が遅れたと説明した上で「同じ題材ですが視点はかなり違っていて、映画はタイトルにもあるように原発に残った69名の運転員、作業員の方々の奮闘、英雄的行動を描いたものですが、我々は『THE DAYS』と銘打っているように、あの日々の事実を描きたいという思いがありました。残った人だけを描いてるのではなく、官邸や(東電)本店、ニュースを見ていた人々など、いろんな人の視点であの事故をどう捉えるか?思想を排除して多角的に描けたらというのがあり、そこが映画との違いだと思います」と語る。

いまなお、原子力発電所の再稼働を巡り、議論が続いているが、記者からは2人に原発に対する考えを問う質問も飛んだ。増本プロデューサーは「難しい問題なので、ひと言では答えられませんが、原発が必要か必要でないか? 原発を使うべきか否かという議論の前に、みなさんにまず関心を持ってもらえないかと思い、この『THE DAYS』を作りました」と語り、政府が現在、原発の再稼働や新設、そして寿命の延長を積極的に進めようとしている現状に触れつつ「より大きな問題は、世の中がそれらの事実をほとんど知らないこと。

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