くらし情報『【インタビュー】グレタ・ガーウィグ監督、『バービー』で表現したかった「人間のもろさや変化」』

2023年8月11日 12:15

【インタビュー】グレタ・ガーウィグ監督、『バービー』で表現したかった「人間のもろさや変化」

を衣装として際立たせたことは、とても意味のある演出だと感じました。

まさにその通りです。いろいろなデザイナーにインスピレーションを与えてきたバービー。多くのファッションデザイナーと話をしてみると、子供の頃、バービーのために作った服が人生で最初のデザインだったという話をよく聞きます。

主演のマーゴット・ロビーは、もともと「CHANEL」と仕事をしていました。今回のコスチューム・デザイナーであるジャクリーヌ・デュランは、クリスティン・スチュワートが主演の『スペンサー』で、メゾンとコラボレーションをしていたんです。彼女は、「CHANEL」のアーカイブ担当者と仕事をした経験があり、クリスティンのための多くのルックはそのアーカイブを参考にしながらデザインしています。今回、素晴らしいと感じたのは、バービーの歴史と「CHANEL」の歴史という両方を衣装作りによって持ち込めたこと。
それはやはり、マーゴットとジャクリーヌ、2人の存在があってこそでした。

【インタビュー】グレタ・ガーウィグ監督、『バービー』で表現したかった「人間のもろさや変化」

――本作では、様々な名作が引用されていますね。男性優位社会の価値観を表するものとして、『ゴッド・ファーザー』や『ロッキー』なども登場しています。

私はシネフィルなんです。

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