2010年8月5日 22:09
シネマカフェ的海外ドラマvol.163 多忙なあなたに…“30分”ドラマ特集 第1回
で…。何とも危ういハンクの日常が、ゆるっとしたコメディの可笑しさと人間ドラマのほろ苦さを湛えながら描かれていきます。
このドラマの魅力として真っ先に挙げられるのは、何と言っても主人公・ハンクのキャラ。設定だけを知ると、何でハンクって女性たちと手当たり次第セックスできるくらいモテるの?と疑問がわいてくるところですが、本編を見ればそれも納得。スランプ中とは言え、作家ならではのインテリジェンスとユーモアとちょっぴりのセレブ感、そしてタレ目の甘いマスクと囁くような口調で、女性たちをメロメロにしてしまうのがハンクなのです。さらに、何とかなるさ的な余裕と来るものは拒まず的な優しさ(ダメっぽさ)も女子心をくすぐるところ。一夜限りの相手はもちろん、別れたカレンの心に住み着いて離れない存在感がハンクにはあります。
また、そんなハンクもしっかり者の愛娘・ベッカの前ではパパの顔に。
決して良き父親とは言えないハンクが、娘と一緒になって人生を考える父娘シーンにはビタースウィートな味わいが詰まっています。
デヴィッド・ドゥカヴニーと言えば、セックス依存症を克服したことでも話題に。実は彼が依存症を告白し、リハビリ施設に入ったのはシーズン1を終え、シーズン2の放送を控えた2008年8月。