くらし情報『キンダー・フィルム・フェスティバル実行委員長・戸田恵子が語る“こども映画”の深み』

2010年8月20日 18:39

キンダー・フィルム・フェスティバル実行委員長・戸田恵子が語る“こども映画”の深み

中には“死”をテーマにしたもの、“戦争”を教えてくれるもの――普段、お父さん、お母さん方が言葉であまりうまく説明できないことを教えてくれたりもする。子供たちの視点でうまく表現し、お父さん、お母さんと一緒に観ながら学ぶことができるんです。私自身、いつも観に行っては感動しているので、ぜひご家族のみなさんにも観に行ってほしいって思うんです」。

実際、上映作品にはアニメーション作品や子供を主人公にした作品が多いが「大人がドキッとさせられることがいっぱいあるんです」とも。さらに戸田さんは、家族がこうしたイベントに出かけ、ひとつの空間で映画を観ることの意義についても熱く語る。
「おうちでゲームをするのも楽しいし、DVDを借りて観るのも悪くない。でも、この日にカレンダーに○をつけて、家族で一緒に出かけて映画を観るってすごく重要だと思うんです。これは、実際に子供たちが書いてくれた手紙にあったんですが、『父さんが泣くところを見てびっくりしました』とか、よその家族が泣いたり笑ったりするのを見られたりとか、普段の家の中では見えないことが見えてくる。
昔のお風呂屋さんに行くのと同じように、公共の場に出て、何かを一緒に体験するっていうことが必要なのかな、と」。

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