くらし情報『キンダー・フィルム・フェスティバル実行委員長・戸田恵子が語る“こども映画”の深み』

2010年8月20日 18:39

キンダー・フィルム・フェスティバル実行委員長・戸田恵子が語る“こども映画”の深み

ここで、改めて戸田さんに声優の仕事との関わり、そして数年前から本映画祭に携わるようになった経緯をふり返ってもらった。すでに戸田さんが声優として映画やアニメに携わり始めてからおよそ30年。「アンパンマン」も20年以上におよび、世代をまたいで愛されるロングシリーズとなっている。
「でも、当初は特に『子供たちのために』という意識があって声優の仕事を始めたわけではなくて、ほかの仕事と同じような仕事のひとつでした。『アンパンマン』も依頼の電話があって、お受けして、という感じで始まって(笑)。でも、長く携わっていくうちに自分の気持ちの中に変化があったのは確かです。自分に子供がいないというのも大きなきっかけだったと思います。自分に何ができて、どうやったら世の中に還元できるかって考え始めて、歌の仕事や講演を始めたり、ダウン症の子供たちの支援をしたり。
ちょうどそんなときに、この映画祭のお話をいただいて、これは運命が自分にやれと言っているのかな…と」。

口調は謙虚だが、映画祭の存在、魅力をより多くの人々に伝えたいという思いは誰よりも強く、熱い。
「日本がこの分野で遅れている、というのは事実だと思います。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.