2024年2月27日 12:00
マーティン・スコセッシ製作総指揮、エリザベス・モス主演『Shirley シャーリイ』今夏公開
各国映画祭で絶賛された『Shirley シャーリイ』(原題『Shirley』)が2024年夏より公開されることが決定した。
1948年、「ニューヨーカー」誌上に発表した短編「くじ」が一大センセーションを巻き起こした後、新しい長編小説に取り組んでいたシャーリイ(エリザベス・モス)は、なかなかスランプから抜け出せずにいた。小説の題材は、ベニントン大学に通う18歳の少女・ポーラが突如として消息を絶った未解決の失踪事件。同じくベニントン大学教授である夫のスタンリー・ハイマン(マイケル・スタールバーグ)は、引きこもって寝てばかりいるシャーリイの機嫌をとって執筆へ向かわせようとするもうまくいかない。
そんな2人のもとへ一組の夫妻が居候としてやってくる。文学部でハイマンの補佐として職を得たフレッド(ローガン・ラーマン)は、妻のローズ(オデッサ・ヤング)と共にバーモント州の学園都市へ移住を計画していた。「新居が見つかるまでの間、無料で部屋と食事を提供する代わりに家事や妻の世話をしてほしい」とスタンリーに半ば強引に言いくるめられた夫妻は、何も知らずにシャーリイとスタンリーと共同生活を送ることに。
当初は他人が家に上がり込むことを毛嫌いしていたシャーリイだったが、ひどい扱いを受けても懲りずに自分の世話を焼くローズを通じて、次第に執筆のインスピレーションを得るようになる。