森田剛主演『劇場版 アナウンサーたちの戦争』8月公開へ「いま生きている自分達の話」
行き着けば、自分達への痛烈な批判になりうる表現は痛々しいけど、ダイレクトに人の心を打つと思う。この作品がそうだ。そこにはやり残された反省、現在の僕たちにも身につまされる事があるからだ。
脚本を読んだ時、涙が止まらなかったし撮影時は幸せだった。
ここに参加出来た事、とても光栄に思います。
朝倉寿喜 役/水上恒司
役柄:早稲田大学生。野球部主将。1943(昭和18)年10月、神宮外苑の出陣学徒壮行会で送られ、終戦の年、特攻隊員として飛び立つ。
ドラマから劇場版へ。このような流れに成った作品に携わったのは今作品が初めてであり、改めて作り手と見て下さる多くの方々のパワーを感じました。私事でありますが、特攻隊員の役を人生で3度演じさせて頂きました。戦争を語る上で特攻隊員は切っても切れない存在ですが、まだまだフォーカスを当てるべき存在は沢山あると考え ます。今回はアナウンサー、です。和田信賢の壮絶な葛藤を体感してください。
赤沼ツヤ 役/藤原さくら
役柄:学生時代は実枝子と同級生、入局も1939(昭和14)年の同期だった女性アナウンサー。
圧倒的な「声の力」「言葉の力」を前に、当時の人々が突き動かされていくのを丁寧に描いたドラマが映画になりました。