くらし情報『「人が信じていることに、疑問を投げかける」『ありふれた教室』監督がコメント』

2024年5月13日 16:30

「人が信じていることに、疑問を投げかける」『ありふれた教室』監督がコメント

Photo by cinemacafe.net


ドイツ代表作品として本年度アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートを果たした『ありふれた教室』から、まるで“取り調べ”のような教師たちの追及が始まる本編映像が解禁となった。

本作は、ある新任女性教師の視点で進行する物語。校内で発生した小さな事件が予想もつかない方向へと激しくうねり、わずか数日間で学校の秩序が崩壊してしまう異常な事態へと突き進んでいく…。


「人が信じていることに、疑問を投げかける」『ありふれた教室』監督がコメント

この度解禁となった本編映像では、カーラ(レオニー・ベネシュ)のクラスの学級委員が同僚教師から半ば強引に“犯人捜し”に協力するよう促されるシーンが描かれている。

少しでも手がかりがほしい教師たちは、「何か目についたことは?」「態度が不自然な子とか」と、戸惑う生徒をよそに質問を続ける。カーラからはそのやり方に疑問を抱く表情が伺えるが、同僚の犯人捜しはおさまらない。

「人が信じていることに、疑問を投げかける」『ありふれた教室』監督がコメント

しまいには名簿を出し、強制ではないと言いながらも「気になる子がいたらうなずいてくれればいい」とペンで名前をさしていくのだった…。不穏な空気が漂うなか、学校における正義とは何か、考えさせられる内容だ。


本作の着想となった具体的な出来事について、ドイツの新鋭イルケル・チャタク監督は、「学生時代、クラスメートの少年2人が、自由時間に体育の授業をしているクラスの生徒の上着やポケットから物を盗む出来事がありました。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.