2024年5月23日 13:00
ザンドラ・ヒュラー「強制収容所との距離に衝撃を受けた」『関心領域』特別映像
アカデミー賞国際長編映画賞ほか受賞の話題作『関心領域』より特別映像が解禁された。
原題でもある「The Zone of Interest(関心領域)」とは、第二次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュビッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉。本作では、アウシュビッツ強制収容所と壁一枚隔てた屋敷に住む収容所の所長とその家族の暮らしが描かれる。
この度解禁されたのは、ホロコースト加害者の「普通」を演じることの難しさ、演者ファーストの特別な撮影空間も明かされた舞台裏映像。
主人公のルドルフ・ヘス役を演じるにあたり、ジョナサン・グレイザー監督から「真実を語る時は目で嘘をついて、目で真実を語る時は言葉で嘘をつくように」というアドバイスをもらったと明かすクリスティアン・フリーデルは、キャラクターについて「彼は何を考えてるのか読み取れないはずだ。彼はいたって普通で時には退屈な男に映る。加害者には見えない」と分析。
妻のヘートヴィヒを演じたザンドラ・ヒュラーは「強制収容所との距離に衝撃を受けた」と言い、「ヘス家のことは知らなかった。