藤井道人監督&綾野剛ら登壇「本当に票が割れた」 「東京インディペンデント映画祭」授賞式開催
今日はありがとうございました」と未来に願いを込めてコメントを寄せる。
グランプリ作品『東京逃避行』
そして審査員長の藤井監督は「6作品本当に票が割れたんですよね。昨年に比べ今回は2時間きっちり、何度も観て審査員の中でみんなが作品の好きなポイントをたくさんディスカッションをしました」とふり返る。
「準グランプリに選ばれた2作品は、審査員の中でもすごくポイントが高くて、いますぐに獲りに行けるレベルだなと、僕たちが何もしなくても成功するだろうというような作品でした。グランプリを受賞した秋葉さんに関しては、高校生の頃から知っていて、ノミネート作品の中に彼の作品があったときに、やだなと思ったんです。やっぱり同じ目線で見れないし、彼には厳しい目線で育てたい、育ってほしいと思っていたので。ただやっぱり映像を見たときに、『彼は持っているな』と思いました」と明かす。
「6作品の中では映像のクオリティーは良くないし、無茶苦茶なことをやっているし。
ただ、彼をフックアップできる映画祭でいないと僕たちはカッコ悪い大人になってしまうかもしれないという気持ちになりました。荒削りのものを閉じ込めたらプロになれるのではなくて、そこを伸ばすからみんなに見てもらえる映画監督になれるんじゃないかと信じたい。