ドキュメンタリーとフィクションを織り交ぜ描く『助産師たちの夜が明ける』公開
ドキュメンタリーとフィクションを巧みに織り交ぜた驚くべき手法で、助産師たちとの共同作業で創り上げた出産の現場の多様な物語を描くフランス映画『助産師たちの夜が明ける』が8月16日(金)より全国順次公開、ポスタービジュアルが解禁となった。
5年間の研修を終えたルイーズとソフィアは、念願の助産師として働き始める。しかし、その期待に反するように緊張感が大きくのしかかる。
貧困、移民、死産…様々な事情を抱えて産科病棟を訪れる人々。オーバーワークとストレスに押しつぶされそうになりながらも、新しい命に出会う日々の喜びが助産師たちの結束を強めていくのだったーー。
本作は、若い助産師たちが出産に立ち合い、突きつけられる現実に驚きながらも成長してゆく様を、ドキュメンタリーのようなリアルなタッチで描いた。実際の出産シーンを織り交ぜながら、観客がその場に立ち会っているかのような臨場感で描き出す。
監督は『愛について、ある土曜日の面会室』(2009年)がヴェネチア国際映画祭正式出品を始め、ルイ・デリュック賞などを受賞したレア・フェネール。自身の体験を基にした本作は、フランスのみならず、その普遍的なストーリーに熱い共感の声が寄せられた。