くらし情報『仏大女優ジュリエット・ビノシュ来場 釜山国際映画祭が閉幕 』

2010年10月18日 12:14

仏大女優ジュリエット・ビノシュ来場 釜山国際映画祭が閉幕 

15年間、本映画祭をゼロから育て、尽力してきたキム・ドンホ委員長の労をねぎらった。

映画祭は15日に閉幕。閉幕式には、クロージング・フィルムで釜山を舞台にしたオムニバス映画『カメリア』(原題)の中の1本、『かもめ』の行定勲監督と主演の吉高由里子、ソル・ギョングも出席。

今年の釜山には、レポートで取り上げたスターたちのほかにも、ウィレム・デフォー、オリバー・ストーン監督ら多くの映画人が登場、トークショーなどさまざまな企画が催された。アジアの若手監督から選ぶコンペ、ニューカレンツ部門に日本映画がノミネートされなかったのは残念だったが、製作支援をするPPPアワードを、荻上直子監督の企画作『マッシュルームとメロン』が受賞した。

毎年、拡大しつつも、観客と映画人の距離の近さを感じさせる釜山国際映画祭。温厚な人柄と映画への愛情の深さで、世界中の映画人に愛されたキム・ドンホ委員長の退任で、来年以降どう変わっていくかが注目だ。

(photo/text:Ayako Ishizu)
■関連作品:
第15回釜山国際映画祭 [映画祭]

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