『関心領域』A24製作×スティーヴ・マックイーン監督による大作ドキュメンタリー『占領都市』12月公開へ
を原作とし、傑作『SHOAH ショア』をも彷彿させる4時間11分の大作ドキュメンタリーとして完成させた。
アムステルダムを第2の故郷として暮らすスティーヴ・マックイーン監督が目指したのは、単なる知識や情報としてではなく、場所をして語らしめ、当時の記憶を鮮烈に蘇らせるような映画。
アーカイブ映像の使用やインタビューによる回想はあえて使わず、35mmフィルムで130か所にも及ぶ「現場」を正確に捉えることで、計り知れぬ恐怖の日々を体感させる。子どもたちの声が響くにぎやかな公園、美しいレンガ造りの家…それらの美しい風景も、忌まわしい虐殺の記憶を持っている。
これは、約80年前の過去と現在との距離を取り払う挑戦であり、スティーヴ・マックイーン監督とA24にしか到達しえないスケール感と野心に満ちた記念碑的な映画といえる。
解禁となった予告編は、英国や米国の有名メディアの絶賛コメントとともに、その一部を垣間見ることができるものとなっている。また、ポール・バーホーヴェンやヤン・デ・ボンといった名だたる監督とも仕事をしてきた撮影監督レナート・ヒレッジによる撮影は、「ドキュメンタリーの一般的な撮り方は自分に合わない」