黒沢清監督「たいへん感激」釜山映画祭で「アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞」受賞
濱口竜介監督
<黒沢清監督コメント全文>
このような素晴らしい賞をいただき、驚いております。
予想もしませんでした。
僕が映画を撮り始めてもう40年になりますが、初めて釜山映画祭に参加したのはおよそ20年前なので、僕の映画人生の半分は釜山映画祭に見守られていたと言っていいでしょう。その20年間のキャリアが評価され、このような名誉ある賞をいただけたのだと思います。
たいへん感激しております。
と、ここまでは過去の話でした。
みなさんが興味あるのはやはり現在ですよね。
僕は今年2本の映画を完成させましたが、その2本が両方ともこの釜山映画祭で上映されます。
僕にとってはこれが何よりも嬉しいことです。
釜山映画祭の観客は、世界で最もハイ・レベルな観客だと僕は思っておりますが、その方たちに、僕の最新作2本をお見せする為に、僕はまた釜山にやってきました。
20年前から僕の作品を見続けてくれている方も、今回初めてご覧になる方も、どうぞ楽しみにしていてください。
本日はありがとうございました。
<ポン・ジュノ監督 メッセージ全文>
黒沢監督の長年の、そして筋金入りのファンとして、アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞の受賞、心からお祝いを申し上げます。