『トランスフォーマー/ONE』から『ビースト覚醒』まで 柚木涼香&音響監督・岩浪美和が裏話披露
吹き替え版には“ビースト成分”を入れるために飛田展男さんやチョーさんに出て頂いた」と明かす。
柚木も思い入れがあったようで「高木渉さんが演じるチーターは、ちゃんと語尾に『じゃん』って言ってて嬉しかった!」と言うと、「本来、外画の吹替は厳しいんだけど、(チーター)そこだけは許してもらった。日本語版つくるのは結構大変なんだよ」と打ち明け、岩浪のこだわりと粋な遊び心が見えるエピソードも。
本作『トランスフォーマー/ONE』では、若きオプティマスプライムとメガトロンの知られざる関係性が描かれるが、岩浪は2人のキャラクターイメージについて、“うだつの上がらない奴らが成り上がっていく”感じのセリフ回しを目指したという。「英語だと一つの単語に色んな意味がある。だから一言のセリフでもじっくり考えるんですよ。一言のセリフで丸一日考え込むこともある」と演出の妙を吐露。
「オプティマスとメガトロンが変化していく前半と後半の塩梅は中村悠一さん、木村昴さんと結構相談した。
もっとヤンチャに……とかかなり細かい調整をね。だから、日本語吹き替え版の方がすんなりストーリーが入ってくるんじゃないかなと思います」と語った。